シシ・フーは樹林AI のクリエイティブインターンです。上海で生まれ育ち、大学進学を機に東京へ移住。現在は東京大学で東アジア地域研究を専攻し、最終学年を迎えています。

シシが東京大学で東アジア地域研究を選んだ理由は、その学際性にありました。言語、経済、政治、文化を一つのプログラムで学び、多様な視点から物事を観察し、文化を越えて考える力を身につけました。
「東アジア地域研究では、いろいろな視点から物事を見ることを学びました。でも途中で、自分の手でものを作ることもやりたいと思うようになったんです。それは講義だけでは学べません。実際にやってみるしかない。だから大学院へ進学するより、まず外に出て何かを作り始めたいと思いました。」
そこで彼女は、実践できる場所を探し始めます。最初に参加したのが、ハーバード大学のサマープログラムでした。
「ハーバード・ビジネス・スクールのサマープログラムで、交渉やコンフリクト・マネジメントを学びました。気に入ったのは、講義だけではなかったことです。グループワークや実践があって、学んだことをすぐ試せました。交渉はまさにそういうスキルで、聞くだけでは身につきません。その組み合わせがすごく面白かったです。」
その後、日本の伝統的な企業で半年間インターンも経験しました。
「半年間、日本企業でインターンをしました。同じオフィスで、同じ席に座って、毎日同じスケジュールで働く中で、自分について二つのことが分かりました。一つは、自分の時間を自分でコントロールしたいこと。もう一つは、毎日新しい挑戦が必要だということです。それがはっきりした時、伝統的なキャリアは自分には向いていないと分かりました。」
インターン終了後は、中国で自身のブランドやプロジェクトを立ち上げているインフルエンサーのもとで、動画編集やコンテンツ制作を担当しました。そこで彼女は、従来とはまったく違う働き方を目にします。
「スタートアップという道もあるのかもしれない。」
大学最終学年、シシは東京で開催されたスタートアップ・ブートキャンプに参加しました。その中で登壇したのが樹林AI でした。そして、その話は今でも印象に残っています。
「他の VC が話す内容とは全然違いました。スタートアップで一番大事なのは、作る前に売ることだという話でした。Rise は樹林AI を作る前に 300 人もの顧客に話を聞いていたんです。良いプロダクトを作ってから売るのではなく、本当に必要とされているかを先に確かめてから作る。その考え方は本当に衝撃でした。」
ブートキャンプ参加者の中で樹林AI に興味を持った人は彼女だけではありませんでした。
でも、その後「一度会社に来ませんか」と連絡をもらったのは彼女でした。
今でも、Rise がどうやって自分の履歴書を見つけたのかは分からないそうです。本人に聞いてみても返ってきた答えはひと言だけ。
「それは秘密。」
その連絡は、ちょうど自分の次の進路を考えていたタイミングで届きました。
「日本企業に入るのか、自分でスタートアップを始めるのか、それとも全然違うことをするのか。ちょうどそんなことを考えていた時に樹林AI が現れたんです。すべてが本当にタイミングよく重なりました。」
昨年11月、樹林AI は軽井沢で初めて全社員オフサイトを開催しました。チームの多くにとって、お互いにリアルで会うのは初めてでした。
シシはカメラだけを持って、その場へ向かいました。そこにいる誰とも、事前に会ったことはありません。
Rise は事前に「新しいメンバーが参加する」とだけチームへ伝えていました。
誰もその人物が誰なのか知りませんでした。
彼女は、初対面同士が出会う瞬間を撮影する"謎の新メンバー"だったのです。
「オフサイトに行く前は、チームがどんな人たちなのか、何人来るのか、何をするのかも全然知りませんでした。ただカメラを持って行って、2 日間ずっと撮影して、それを編集しただけです。でも、その経験はすごく印象に残っています。」
その状況の不思議さは今でも覚えています。
何か月も一緒に働いてきたチームなのに、多くの人は画面越しでしか会ったことがない。Google Meet の名前や小さなサムネイルでしか知らなかった人たちが、目の前で笑い、話し、食べ物の好みまで持った一人の人間として存在していました。
「みんなも初対面でしたし、私にとっては全員が初めて会う人でした。オフサイト前は名前しか知らなかったのに、2日後には顔も声も性格も知っている人になっていました。本当に仲間になった感じがしました。」

シシは動画制作を専門とする唯一のメンバーとして入社しました。
前例もなく、引き継ぐ相手もいません。
最初の数週間は、マーケティングミーティングに参加しながら試行錯誤を重ね、自分が最も価値を出せる場所を探していました。
「ある程度の枠組みが分かると、その中で自由にクリエイティブになれるんです。そのバランスがちょうどいいと思っています。」
これまでのクリエイティブの仕事とも、大きく違いました。
「以前は一人のクリエイターをサポートする立場でした。でも樹林AI では、動画は私が責任を持っています。どこで撮るか、どう編集するかも自分で決められます。それに、動画の内容もプロダクトや会社に深く関わるものなので、すごく面白いです。私は樹林AI の仕事の方が好きですね。」
最初の数か月は、チーム旅行や社内イベントなど、すでに起きた出来事を記録する動画が中心でした。
そして転機となったのが、上級執行役員最高外交責任者の明日香が出演したプロダクト動画です。
多言語で電話やメール、メッセージに追われる忙しいビジネスパーソンを描き、その業務を樹林AI エージェントが引き継ぐという内容でした。
彼女にとって、樹林AI で初めて手がけたプロダクト広告でした。
「明日香の動画は今までとは全然違う形式でした。イベントの振り返りではなく、本格的なマーケティングや広告制作だったんです。これからもっとそういう動画を作っていきたいと思っています。」
AI 企業で働くことは、自分自身の仕事への向き合い方も変えました。
「普段はマーケティングチームと仕事をすることが多いので、自分だけ違うという感覚はあまりありません。でもテック企業にいる以上、プログラミングや技術についてもっと理解したいと思っています。今年はそこをもっと勉強して、エンジニアのみなさんから学びたいです。」
すでにその一歩は踏み出しています。
Claude を使って、動画から英語・日本語字幕を自動生成し、翻訳まで行うプラグインを自ら開発しました。
「動画編集そのものは、編集のロジックが人それぞれなので、まだ AI だけでは難しい部分があります。でも字幕生成は AI がすごく得意です。Claude と一緒に英語・日本語字幕を自動生成して翻訳まで行うプラグインを作りました。今は 70〜80% くらいの精度ですが、それでも動画制作の効率はかなり上がっています。」
軽井沢では、誰一人知らない状態で参加したシシ。
今年 6 月、バリで再び全社オフサイトが開かれた時には、まったく違う景色がありました。
ほとんどのメンバーを知っていて、自然に会話ができるようになっていたのです。
一方で、会社はさらに大きくなり、新しく加わったメンバーも増えていました。
「この一年でみんなのことをすごく知れるようになりましたし、新しいメンバーもどんどん増えています。一人ひとりに、なぜ樹林AI へ来たのか、それぞれの人生があります。もっとインタビューをして、その人自身のストーリーを知りたいと思っています。」
彼女はたくさん撮影しました。
その動画は、もうすぐ公開されます。どうぞお楽しみに。
シシはスタートアップ・ブートキャンプで、ゼロから会社を作ることを学びました。
今は、その真っ只中にいます。
「樹林AI は、以前は教科書や講義の中で学ぶ存在でした。でも今はその一部です。会社がゼロから作られていく様子を実際に見ています。Rise は自分がどう考えて会社を作ってきたか、どんな課題があったかも率直に話してくれます。ブートキャンプで学んだことを、今は樹林AI で自分自身が経験しています。」
会社のカルチャーにも驚きました。
スピード感ではありません。
組織がとてもフラットだったことです。
「会社には厳しい上下関係がありません。みんな同じ仲間です。Rise はただの社長という感じではなく、一人ひとりと 1on1 をしていて、みんなと友達のような関係なんです。」
長いメッセージを書くより、すぐに通話する。
それぞれが自分の仕事に責任を持ち、誰かの指示を待ちません。
「みんな自分の仕事が大好きなんです。だから今取り組んでいることにもすごく前向きです。自由度は高いですが、自分からどんどん動いています。そういう環境は本当に居心地がいいです。」
そして、Rise には物事の見方そのものを変える言葉があります。
ゲームは給料ではなく、株式なんです。みんなが会社の創業者なんだ、という考え方です。その考え方にすごく刺激を受けました。
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樹林AI は、高パフォーマンス企業の中核を担う次世代 AI エージェントを提供しています。当社のテクノロジーは、メール、電話、メッセージングなどのビジネスコミュニケーションと、それに伴うワークフローを自動化し、人と組織の創造性を解き放ちます。
創業僅かで、日本で最も急成長する AI 企業のひとつとして注目を集め、現在は日本、韓国、シンガポールに拠点を展開。アジア太平洋地域全体を、よりエージェンティックで持続可能な未来へと導いています。東京都民の日常生活に関わる主要企業をはじめ、複数の大手企業に導入されており、既存のツールやシステムとシームレスに統合。100以上の言語でタスクを実行し、労働力不足の課題を解決しながら、チームがより戦略的で高付加価値な活動に集中できる環境を支援しています。
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